ダウンロードゲートとは、リスナーが1つか2つの小さなアクションを済ませた後にファイル(多くはトラック、ステム、サンプルキット)を受け取れるページのことです。アクションの例は、SoundCloudでのフォロー、Spotifyでの保存、YouTubeのチャンネル登録、メールアドレスの入力など。ダウンロードが報酬で、アクションが対価です。
取引めいて聞こえますが、実際そのとおりです。だからこそ機能します。価値の交換がはっきりしていて、手間はごくわずか。しかも相手は、クリックするほどにはあなたの音楽を求めている人です。
ダウンロードゲートが普通のリンクに勝つとき
ただの「無料ダウンロード」リンクはファイルを渡すだけで、手元には何も残りません。ゲートなら、ダウンロード1回につき、フォロワー、保存、チャンネル登録者、メールアドレスのいずれか1つが確実に残ります。どれを重視すべきかは、今の状況次第です。
- 新しいプロジェクトで、まだほとんどオーディエンスがいない。 いちばんよくリリースするプラットフォームでのフォローをお願いしましょう。フォロワーは積み上がります。以降のアップロードは、広告費なしでその人たち全員に届きます。
- Spotifyでリリースしていて、アルゴリズムプレイリストを狙いたい。 保存かフォローをお願いしましょう。保存とフォローは、Spotifyがあなたの曲をDiscover WeeklyやRelease Radarで試すかどうかを判断する際に見るシグナルです。
- ライブをやる、またはグッズを売っている。 メールアドレスをお願いしましょう。フォロワーはプラットフォームのものですが、メールリストはあなたのものです。プラットフォームがアルゴリズムを変えてもアカウントが閉じられても、変わらず機能する唯一のチャネルです。
迷ったら、プラットフォームのアクションを1つだけ必須にして、メール欄は任意にしましょう。ゲートで離脱する人が減り、それでもアドレスの一部は集まります。
何を渡すか
ゲートが機能するのは、ファイルが本当に欲しいものであるときだけです。安定してクリックにつながるフォーマットをいくつか挙げます。
- ストリーミングにない曲。 エクステンデッドミックス、インスト、初期バージョン、ライブテイク。希少性がポイントです。
- ステムやリミックスパック。 プロデューサーは、素材として使えるパーツのためなら喜んでフォローしてくれます。頼まなくてもリミックスやリポストが生まれる種にもなります。
- サンプルキットやプリセット集。 制作をしているなら、これが最強のオファーです。他のプロデューサーが集まりますし、彼らはあなたの作品を最もシェアしてくれる人たちです。
- リリース済み曲の高音質版。 圧縮されたストリームではなくWAVというのは、DJにとっては今でも意味があります。
すでに他で無料配布されているものをゲートに置かないこと。人は調べます。
最後まで完了してもらえるゲートの作り方
途中で離脱されるゲートの多くは、オファーではなくページで失敗しています。直し方はシンプルです。
1画面に収める
アートワーク、試聴用の短いプレイヤー、アクションボタン、ダウンロードボタン。それ以外は置かない。余計な段落は、すべて離脱の理由になります。
お願いは1つ、多くても2つ
必須アクションが1つ増えるごとに、目に見える割合の人が離れます。必須は2つが実用上の上限。3つ目のシグナルが欲しいなら任意にしましょう。
お願いする前に試聴させる
ゲートのページに30秒の試聴があれば、最大の疑問「そもそも良い曲なの?」が消えます。プラットフォームにネイティブプレイヤーがあればそれを使い、なければ埋め込みましょう。
次に何が起きるかを書く
ボタンの下に一行(「フォローするとWAVが開きます。カード登録なし、スパムなし」)を添えるだけで、心理的なコストが下がります。メール欄には誰もが警戒します。何を送るかを正確に伝えることが違いを生みます。
すぐに渡す
最後のアクションの直後にファイルが表示されなければなりません。後からメールで送る方式だと、スマホで開いてそのまま次へ行った人を失います。
ゲートをどこに置くか
ゲートは到達点なので、どこかからトラフィックを流す必要があります。
- SoundCloudの「Buy」または「Free Download」リンク。 SoundCloudの各トラックには購入リンク欄があります。そこをゲートに向けて「Free Download」と表記しましょう。曲を気に入ったリスナーはワンクリックの距離にいます。
- プロフィールのリンク。 Instagram、TikTok、YouTubeチャンネルのリンク。プロフィールにスマートリンクを使っているなら、ボタンの1つとしてゲートを追加しましょう。
- 動画の説明欄。 特にYouTubeでは説明欄が読まれます。
- DMとコメント。 誰かに曲をせがまれたら、ファイルではなくゲートを送りましょう。その人は喜んでアクションをしてくれるファンです。
数字の読み方
ゲートからは、見ておく価値のある数字が3つ得られます。
- 閲覧数に対するアンロック数。 アクションを完了した訪問者の割合です。おおよそ3人に1人を下回るなら、ページの要求が多すぎるか、試聴がないことがほとんどです。
- アンロック数に対するダウンロード数。 100パーセント近くになるはずです。そうでなければ、一部の端末でダウンロードのステップが壊れています。
- アクションが任意のとき、どれが選ばれるか。 これで、オーディエンスがすでにどこにいるかが分かります。
日々の上下に一喜一憂せず、リリースごとに1週間のスパンで見ましょう。
現実的な期待値
ダウンロードゲートが曲を人気にすることはありません。曲がすでに得ている注目を、あなたの手元に残るフォロワー、保存、メールアドレスに変換するものです。配布する無料ファイルすべての前に置き、ページを短く保てば、築いたオーディエンスがリリースごとにゼロに戻ることはなくなります。
フォロー、保存、チャンネル登録、メールの各アクションを備えたゲートは、HypeLovesなら数分で作れます。無料プランでもダウンロードゲートは無制限です。
まとめ
- 他では手に入らないものをゲートに置く:未発表バージョン、ステム、サンプルキット。
- 必須アクションは1つ、多くても2つ。フォローも求めるならメールは任意に。
- ページ上で試聴、即時配布、すべて1画面に。
- SoundCloudの「Free Download」リンクとプロフィールのリンクをゲートに向ける。
- リリースごとに閲覧数とアンロック数を追い、オファーを変える前にページを直す。